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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

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あの頃 2 - 2007.04.30(ポケットの窓から)
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写メ 「あの頃 2」

はる 2135
 あの頃2
 第一回の個展は物珍しさもあって、親や親戚一同、友達やらがこぞってやってくる。まぁ銀座という場所の力は大きい。お祝いやら頑張れよと言った意味で何点か売れて経費も出てとんとん。まぁ最初はこんなもので良しとしよう。

 時代はバブルの頃で、景気のいい話が行き交っていた。画廊のオーナーの鼻息も荒かった。夕方になると銀座の路地は黒塗りの高級車でいっぱいになっていた。美しく着飾ったママさんたちが、しゃなりしゃなりと職場に向かって歩いていた。

 ちょうど年末商戦のクリスマスの頃で、サンタの格好をしたサンドイッチマンや寄付を求める社会鍋のコーナーでは金管楽器のアンサンブルが「聖者の行進」を奏でていた。四丁目の交差点を上から眺めながら、楽しいような悲しいような感傷的な気持でいた。

 一回目の個展はまずまずの滑り出しだった。けれどほとんど知り合いしか来ないような展覧会を何回やっていても、ほとんど意味が無いわけで、銀座でやったという自己満足でしかない。それから個展だけだと大きな作品を描く必要がないわけで、そこらあたりも考えてみる必要があった。

 何年かそこで個展をやったけれど、なれてくるにしたがって最初ほど面白くなくなってくる。第一は絵の分かる人にもっと観てもらいたいと強く思うようになった。今さらのことだけれどね。

 街中の画廊というのは、確かに何人かのコレクターや評論家などは観に来てくれる。けれど、なんだろうなぁ、絵を描く仲間がやっぱり欲しかったんだな。

 そこでアルバイトをしていた女性がたまたま国画に出品しているということから、もう一度団体展に出品してみようかな、という気になった。国画会なら相手に不足は無い。何回か出品して入選すればそれでいいや、と軽く考えて出し始めた。

 当時同じように銀座で個展をやっていたのが、今は独立の中堅どころのKさんやNさんで、あれよあれよという間に安井賞や有名なコンクールで受賞してスターになってしまった。すごいなぁ~と思うだけで、他人事でしかなかった。

 またあの頃はコンクールが盛んで、色んなところで冠のついた公募展が行われていた。代表的なところでは、上野の森大賞展、セントラル美術館大賞展、ジャパン大賞展、林武大賞展、伊藤廉賞展、そう、これらはみんな当時私も出品したコンクールである。

 中でも隔年開催されたセントラル美術館が主催したコンクールは大変な激戦で入選の確率は一割以下だった。このコンクールを足がかりにメジャーになった作家も多い。

 とても不思議なんだけれど、時代を代表する作家と鳴り物入りで宣伝された作家たちも、時代と共に色あせてかすんで来る。大騒ぎしたわりにはほとんど跡形も無く消えてしまった作家も多い。兵どもが夢の後、そんな感じだなぁ・・。

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 明日は国画の飾りつけ、明後日はと授賞式とオープニングパーティいうわけでお泊りです。というわけで、更新はシャメだけになるかもしれません。



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