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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

あの頃 1 - 2007.04.29(ポケットの窓から)

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はる 2134
 あの頃 1

 国画会に出品しはじめたのは90年のことだ。私は38歳になっていた。普通学校を卒業してすぐに出品を始めるから、初出品は25,6じゃないかな。

 それまで、私は日展系の団体に出品していた。5,6回入選もして賞候補ぐらいまでになっていた。ところが段々に絵が変わってきて落選してしまった。これはショックだったな。絵を描いて生きて行こうと決めて努力していた時だったから、何だか前途が真っ暗になったように感じ、めちゃくちゃに落ち込んだ。

 どうするか、このまま来年また同じ会に挑戦して雪辱をはたすのか、それともキッパリとやめて別の方法をかんがえるか、岐路に立たされた。

 絵を描いて生きて行くというのはどういうことか?と考えたときにたどり着いたのは、毎年個展をやってその成果をお客さんにみてもらう、それ以外にないのではないか、ということだった。

 というわけで、兎に角団体展への出品にかかる手間ひまを個展に費やすという結論に達した。どうなるか分からないけれど「銀座で個展をする」ことにして、資料を持って画廊まわりをはじめた。

 有名な画廊はどこも高くて、それに敷居も高かった。今から考えると、銀座の老舗の企画画廊なんかにも飛び込みでまわっていたのだから知らないということは結構強気なものだ。

 予算は一月の生活費ぐらいしかなかったので、とにかく安くあげることそれしか眼中になかった。

 個展には貸し画廊代だけではない色々な経費がかかる。DM印刷費、その郵送費、額代や運送費、滞在費やそのた食事だとか・・。それで売上など全く期待できないのだから、何のための個展か訳がわからない。けれど兎に角やるしかなかった。

 で、今はもうなくなってしまったけれど銀座・中央画廊で東京での第一回の個展にこぎつけた。1988年のことだ。


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