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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

傷ついたケンタウロス - 2007.02.08(ポケットの窓から)
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写メ 「傷ついたケンタウロス」

はる 2057
 画家として生きるにもいろいろなスタイルがある。


 まずは大学の先生やカルチャーの先生を含めて教えることで食べる方法。まぁ売ることより肩書きが大事なので、絵そのものより「**大学卒」とか「**大学教授」とか「**会会員」の肩書きを大切にする。

 もう一つは「個展派」とでもいうのかな、貸し画廊、企画画廊を含めて、兎に角発表する。たたき上げというのか、まぁ実際の画家のスタイルはここにあると思うのだけれど。

 個展派でも画廊派とデパート派があるように思う。日本では画廊派が正統で、できれば何処かの奇特な画廊のオーナーに見出されて売り出してゆくというのが、大方の画家のサクセスストーリーのように思う。

 それに比べてデパート派は明らかに商品を意識しているわけで、そこのところが見え隠れするとげんなりするところでもある。

 デパートの画廊というのは、個人の画廊とはかなり違う。どちらかといえば欧米の画廊に近いかもしれない。どんないい企画でもビジネスとして成立しなければ意味が無い訳で、そこのところがシビアだ。

 で、日本のデパートの画廊の企画がつまらないのは企画しているスタッフが悪い訳ではない。絵を購入するお客がその程度の目しか持ち合わせていないということだろうな。そこだ不幸なところだ。

 日本の画廊は貸し画廊が大半で企画画廊は数えるほどしかない。なぜなら画廊で絵を買う顧客が少ないからだ。銀座の多くの画廊は顧客のための企画画廊ではなく、画家のための貸し画廊で、画家がお客さまなんだな。だからなかなか画家が絵描きとして一本立ちできない。

・・・・・・・・・・・

 88年に銀座で個展を始めてから、これまで40回以上の個展を開催している。最初は貸し画廊でほそぼそと、ほとんどDMを出すところもなかった。

 その頃から考えていたことは、同じ世代の画商さんと二人三脚でなんとなくやってゆけないものか、ということだ。

 例えば有元と弥生画廊のような関係、船越と西村画廊ようなか関係、香月泰男とフォルム画廊の関係が、ほしかった。まぁ私の作品にそれだけの力が無かったといえばそうなんだけれどね。

 個人の画廊と作家の関係ていうのは一方的ではありえないわけでね。どこかで信頼関係があって成立するものだと思う。それもやっぱり基本的には「作品」が好きだということじゃないかな。

 それからもう一つは日本の場合、兎に角地盤看板、談合、根回しの世界だからね。なかなか作品オンリーで評価してくれない。どうやっても肩書きを大事にする。そこらあたりで選別されてしまうから、なかなか名前が挙がってこないといううらみがある。

 そういった諸々も含めて実力だと言っちまえばそうなんだけれどね。確かに出る奴は放っておいても出てくるだろう。まぁそれが正論かもしれない。


(つづく)




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