写メ 「ひだまり」
はる 2030
今日は一日個展の準備で単純作業。疲れましたね。
絵というのは額装して初めて完成なんだな。キャンバスやパネルに描かれた状態というのは裸みたいなものでね。馬子にも衣装というけれど、衣装がピタリとあわなければ、いいものもよく見えない。
これはインテリアとかデザインとかファッションなどとも多少関係するんだと思うのだけれど、どう見せるかというのは大切なアートの要素だと思うんだな。そんなものは関係ないいいものを作ればそれでいいのだという考えもあるけれどね。
利休は何でもない朝鮮の焼き物を「わび・さび」という考えで見立てた。「見立て」というのは「新しい価値の創造」だと思うんだな。
私が好きな青山二郎の言葉に
「優れた画家が、美を描いた事はない。
優れた詩人が、美を歌った事はない。
それは描ききれるものではなく、
歌い得るものでもない。
美とは、それを観た者の発見である。
創作である。」
というのがあるけれど、これはなかなか目からうろこの言葉だよな。
ということで、上手くまとまらなかった。またあした。
Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館