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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

午後の光 - 2006.12.04(写真)
NEC_0042.jpg

写メ 「午後の光」

はる 1992
 ぐ~んと寒くなった。この季節の午後の光は綺麗だなぁ。空気に透明感があって、きらきらと輝いている。

 子供頃の思い出というのは浄化されてみんな美しくなってしまうのだけれど、実際当時はそんなに綺麗なものじゃなかった。

 野っぱらに寝転んでよく空を見ていたことをおぼえている。ただ、ぽっかりと浮かんだ雲だったり、一直線にのびる飛行機雲だったり、なにげないものだ。

 当時庭の隅には何処の家庭にも物を干すための棒が立てられていた。太い所で10センチメートルぐらいの、何の工夫も無い一本の丸太で、適当なところに木を打ちつけて物干し竿を掛けた。てっぺんは缶詰の缶をかぶせて雨が染み込まないようになっていた。

 上の方から順番に三段ぐらいあって、一番上に竿を上げるにはちょっとした道具が必要だった。さお竹に木の又の「人」がたを逆に差し込んでその道具とした。

 まぁ、書かなくても大体同じ年頃に人間ならわかるだろう。

 高倉健の映画で「幸せの黄色いハンカチ」といえば分かるかな。あの最後のシーンで黄色いハンカチが風にバタバタはためいていた、あの物干しだ。あれが極普通の日常だった。

 真っ青に晴れた日、母親が真っ白い洗濯物をその物干しに干す。そういったシーンが心の中に焼きついている。


 これも一つの「少年時代」だ。



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