
何も考えないというのは誰でもできることではない。子供とか天才的に生まれた時からあちらの世界の住人であるなら話は別だが、普通にこちら側に生きている人間にとって何も考えないということはたぶんできない。絵を描く時に無心に夢中になって描くというのは理想だけれど、悲しいことに凡人は何かしら考えてしまう。無心にるのはかなり高度の到達点だな。
人は考えるときに母国語で考えている。言葉にならなくても何かしら考えている。他人に伝えるときに大事なことはそれをわかりやすい言葉にして伝えることだ。自分だけ理解していても誰にもわからないことは無いことと同じだ。教えること教わることだとよく言われるのはそういう事だ。