
全体が一つの塊であること。
集散を繰り返しながらやがて一つの形を形創る。混沌は混沌のままで充分美しいのだが、そのままでは何も生まれない。何もない暗闇の世界に人が生まれたように、一種の偶然、奇跡が必要だな。光あれ!
永遠とか無限というのは限りなく続くもの、際限のないものと理解している。例えば宇宙空間とか、時間とかがその代表的なものだ。しかし、どうだろう、例えばここに一本の紐があるとする。それを半分にして元の紐に足していく、それを無限にくりかえすとすると理くつ的には永遠に増えていく事になるが、当たり前の事だか元の紐をこえる事はない。永遠とか無限というのはそういう事ではないか。際限のないものではなく、ある限られた空間、時間の中での話しではないかと思う。絵画空間に置き換えるとよくわかる。この限られた空間の中に永遠と無限が含まれているということだ。