
さて今日も一日の終わりです。パソコンの前に座って何を書こうかと考えています。この時間がわりと好きだな。FBFのある人がこんなことを書いていた。 アーティストは40代デビューでいいのじゃないか。私もそう思うな。下手すれば50代でもいいくらいだ。美術業界に限らないけれど、若い人をもてはやす。特に若くて奇麗な女性ならなおさら優遇される傾向にある。別に僻んでいるわけではないが、コレクターが小金を持たヒヒジジィが多いからかもしれんな。若くして売れたものはすぐに次の若い人にお株を奪われてしまう。コンクールなどもそうだけれど、その時は注目されるけれど一発屋で終わってしまうことが多い。若いとどうしても今注目されて有名になって天下取ったきになるけれど、そんなものはあっという間に忘れ去られてしまう。芸道は生き様だからぱっと観て注目されるようなものではない。ある意味一生かけてその人が生きてきた道がその表現になって行くわけで、50年60年かかるものじゃないかな。
特にコンクールなどというものは水もので、ほとんど当てにはならない。我々の若い頃はコンクール流行りで、懸賞金もタガが外れたように大きかった。無名の新人が世の中に出るにはコンクールで受賞するしか方法はないと思っていた。世の中も無責任にそういった射幸的なスター誕生を望んでいたようなところがあるように思うな。宝くじやゲームのようにドラマチックに持ち上げてウサをはらすようなところがある。芸能人ならそれでもいいのかもしれないが、真面目に表現活動をしようと思っている人間には目障りでしかない。