
個展を前にして何となく気分的に落ちこむ。色々なトラブルが拍車をかける。昨日観た個展のことも関係しているかな。スーパーリアリズムのよくある人物画なんだけれどよく売れていた。売れる売れないは気にしてはいないつもりだったが、あれをみるとやっぱり比べてしまうな。絵を生業にしている限りついてくる宿命だな。
国の劣化が激しい。目を覆うばかりだ。我々はジャパンアズナンバーワンの頃を知っているので余計にそう感じる。ソニーやホンダ、トヨタ、パナソニック、シャープなど日本のお家芸が世界の憧れの的だった。外国に出ても鼻が高かったな。しかし、あっという間に凋落の一途だ。何が原因なんだろう。考えてみると当時から経済一流、政治は二流以下といわれていた。それでよしとしていたつけがいよいよ今になって国を蝕んできたのかな。本当は建国の理念とか理想とかそういった哲学や精神があってその下に経済があるという国の形が理想なんだろうな。今の政治家や経済人に哲学や理想があるようには思えない。今だけ金だけ自分だけの下の下の人間が国を牛耳っている。国が衰えるわけだ。