
はる 7776
2022「ローマの松」F8 建物部分 混成技法
制作途中
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まだ絵の具が乾いていない状態をアップする。こんなことが出来るのはネットならではでしょう。白の絵の具?は壁材の珪藻土にボンドを混ぜて思いっきり水を多くして垂らし込んだもの。乾くと珪藻土独特のポヤポヤした柔らかい感触の白になる。垂らし込みは日本画の技法で描くのではなく自然に流れたり滲んだりするのを利用する方法。作為的な線や面が自然な形になる。ただし慣れないとコントロールが難しい。
作画の方法は決まっているわけではなく、絵によって全く違った方法を取ったりする。おおよそは決まっているのだが、気分次第で変わってしまう。未だに作品のグレードがまちまちなのは恥ずかしい限りだ。この歳になってもままならないのだから、一生変わらないのだろう。このどうにも一つの事にこだわって集中することが出来ない性格は私の欠点であり、個性でもあるんだろうな。
気に入らないと潰して上からどんどん描いてしまうので、絵の具が何層にも重なって厚いところは8mmくらいある。こういう出鱈目な絵もなかなか面白い。