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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

フリーランスで生きる・・・・・。 - 2022.06.05(日記)
はる 7701
 フリーランスで生きるというのは一見気楽そうに見えるけれど、これが出来る人間とそうでない人種がいるように思う。月給をもらって生活するというのはただ単にお金だけの問題ではない。社会の構成員として色んな所で守られている。例えば借金をするにしても会社という後ろ立てがないとすんなりとはいかない。どこにも属さない、何者でもないというのは自己の存続がなかなか難しい。そのまま引きこもって人格も破綻する可能性も大いにある。
 話は少し飛んでしまうのだが、放浪芸とか漂泊の詩人とか巡礼などどこにも属さないで旅をしながら各地を巡回するような人たちをどこか嫌いながらも受け入れるようなところが現代でもあるように思う。まれびと信仰ではないけれど何処からかやってくる客人を一宿一飯の儀礼でもってもてなす。それはなんだろう、人間の持っている定住しない者への憧れみたいなものだろうか。
 インドの哲学に人生を四つの時期に分けるというのがある。学生期、家住期、森住期、最後は遊行期。人生の最後は何ものにもとらわれず旅に出てやがて静かに死を迎える。遅かれ早かれ迎える人生の終末への準備なのかともおもう。

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