
はる 7677
山口画廊とくじらのほね の合同展示もこの15日の日曜日で終了です。個展としては長丁場の3週間ですが、毎回あっという間に終わってしまうと感じます。東京六本木の新国立美術館の国展と合わせると都合3か所で展覧会を開催している勘定になる。すごい行動力ですねと時々いわれるけれど、毎年決まっていることを淡々とやっているだけでことさら凄いとも思わないな。個展に関しては私の絵などそれほど売れるわけでもないのに、発表の機会があることはありがたいと思います。ありがとうございます。
作家といのはどういう形であれ作品を発表してゆく人のことを言う。もちろんどこにも発表せず自分だけのために作品を作るというのでも一向にかまわないのだけれどね。それを作家というのかどうか疑問だな。
個展で各地を巡回して小品を発表する。年に一度国展で大きい作品を発表してみてもらうというのが私の30年来のスタイルになった。私はどちらかといえば大きい作品よりも掌に入るくらいの小さい作品の方が好きだれど、小品ばかり描いていると大きな絵が描きたくなる。大きな絵を描いて大きな会場でたくさんの仲間と並べて観ることで自分の今の位置を確認することが出来る。それも楽しい。まぁ、それもこれも自分勝手な方便ですけれどね。団体展と個展の兼ね合いに悩んでいる人は自分が楽しめるかどうかで判断すればいいと思います。私はどこまでついて行けるか分かりませんが、出来るところまで行こうと思っています。