




はる 7596
物を見て描く写生やクロッキーは面白い。たぶん絵を描くことが好きだという原点がそこにあるのだろうな。何年何十年やってもまったく飽きない。飽きないどころかますますのめり込んでフラフラになっても描いている。
が、こういった写生と創作の間にはおおきなギャップがある。勘違いする人がたまにいるけれど、写生の延長上に創作はない。写生をどんなに繰り返しても写生が上手くなるだけで、創作にはならない。どこかで意識して創作、表現しようとしなければ変わることはない。いい悪いではなくてね。
私は作品を描く時には全く何も見ない。見ることでイメージを再現しようとは思っていない。心の中にある何かを見つけたい、そのための道具として絵を描いている。