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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

「忘我」F3 2006 ミクストメディア - 2022.02.08(作品)

はる 7585
 ちょっと考えたことを書いておこう。後で消すかもしれん、コメントはいりません。あしからず。
 多くの人は見たものを見えたまま写真のように描くのが絵画だと思っている。まぁそれは否定しません。色々いっても絵が上手というのはそういうことでしょう。流行りの雑誌やネットのグループ展などをみてもそういう上手い絵がほとんどだな。別にひがんでいるいるわけではないですよ。ただ、海外の作家の作品をインスタやFBで観ることが多いけれど、こういった絵画はほとんど日本だけの傾向のような気がするな。日本だけ特殊なフィルターがかかっているように思える。何故なんだろう。
 見えたものを観えた通り描くというのは実際にはできない。例えば世の中には輪郭線というものは存在しない。我々は絵を描く時に仮の線として輪郭線をひく。そこにこうであろうという解釈が必要になる。ものを描くという事はこの解釈の連続なんだな。「私はこう見た」「こう解釈した」という報告の総体が絵画という事になる。
 そうやって考えると絵を描くという事はかなり高度な抽象的な作業であって、ただ見て観えたまま描くなどということはできないという事がわかる。

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