
はる 7554
正月は暇だったので久しぶりに炬燵にはいってテレビを観た。本当に一昨年の年末以来だな。正月番組はつまらないので、今のテレビはネットにつなぐことが出来るので、もっぱらそれyoutubeを観る事が多かった。結局パソコンと同じことをしているのでテレビを観たことにはならない。
たまたま流れてきたのが世界中の遊牧民の生活を追っているような番組で、けっこう感動してみていた。彼らの生活もそれなりに時代のなみを受けていて、今の時代の影響は避けられないようだ。自由主義経済、要するに持たないより持った方がいいとした価値観だな。
本来の彼らの生活は最低限の生活道具と、食料である羊とその皮で作られたテントを季節に応じて移動しながら、時々物々交換で必要なものを手に入れる生活だ。真冬には氷点下30度にもなるような過酷な土地で、あえてそんな生活を続けている。金銭的な価値観で言えば下の下ということになる。
ノマドのところで少し書いたけれど、ひとの幸せというのは金銭的なことも含めて沢山のモノに囲まれて、なに不自由なくくらすことでではい気がするんだな。現代のこの日本でこんなことを言っても説得力はほとんどないのだけれど。グローバル化によってより世界が便利か不便か、損か得か、二者択一的な価値観でうごめいているけれど、そんな中であえて何も持たない自由というのか、損得勘定では動かない、こだわらない生き方というのがものがあってもいいわけで、実は一番理にかなっているように思った。やってみろといわれても絵にすることぐらいしかできませんが。