
はる 7508
個展5日目
さて、先日のつづき
何回か書いたけれど、画廊にも大きく分けて二通りあって、一つはスペースを貸す貸し画廊と、もう一つは画廊独自の作家をセレクトして展示販売する企画画廊がある。貸し画廊は作家がお客さんで売れようが売れなかろうが画廊側には全く関係がない訳で、基本的には貸す相手は誰でもいいわけだ。反対に借り手が見つからず、穴をあける方が怖いはずだ。
貸し画廊ならどこでも良いかといえばそうでもない。長い目でみるならば何回か貸しでやって、その後企画にしてもらえる画廊かどうか見極める必要がある。貸しスペース専門の画廊では何度やってもキャリアになならない。最近は数多くの作家に声をかけて企画のグループ展のように装った展覧会が多いけれど、これも画廊側の穴埋めの苦肉の策のように思えてしかたない。作家にとっては個展が全てだ。
もう一つ大事なことは、作家と画廊とは共同作業のようなところがあって、お互いにあまり寄りかかる関係は避けたいけれど、信頼できる関係を築いてほしい。出来るなら同世代のオーナーと二人三脚でやって行けるそんな画廊を探してほしい。