
はる 7402
すったもんだの末のオリンピックが明日終わる。いままでコメントは控えてきた。そろそろいいかな。私が見たのは開会式と野球の決勝の8回9回だけだ。今でもオリンピックは中止すべきだったと思っている。全ての責任は反対を押して強行した政府にある。
第一に感じたことはこういった競技は個人のものだということだな。国威発揚のために、国を背負って悲惨な覚悟でやるのはもう古い、途上国ならいざ知らず、アスリート個人はもうそんなところに重きを置いていない気がした。あくまでも個人として競技を楽しんでいるように思えた。まぁそれだけ個人は成熟したんだろうと思うな。しかし、上の方は何とかそれを利用してメダルの数を競うようだけれど、そこのところがもうすでにずれてしまっている。個人はかなり成熟したけれど、それをうまく生かす政治が旧態依然で未熟で生かし切れていない。
もう一つは、上でも書いたけれど政治を含めて、あまりにもシステムとしての組織が旧態依然として疲弊しまくっているということだ。どうにかしてもっと優れた頭脳をスムースに吸い上げられるようなシステムを作らないと本当に日本は沈没するだろう。いますぐにでも、能力のない利権だけで回しているような老人を放り出してしまうことだ。
それがよく表れているのが開会式のイベントだ。これもまたすったもんだの末のどたばた喜劇になってしまった。一番いいところを世界にプレゼンできる機会を、一番ダメな世界の亜流を見せてお茶を濁してしまった。これも政治や利権や根回しでまわすとこうなるという見本みたいなものだ。
莫大な負の遺産を背負いこんで失うものが多かったけれど、これを見て若い人が発奮の材料になったなら少しは救われるかもしれん。明日の閉会式を楽しみにしている。