
はる 7380
前にも書いたけれど、絵などそんなに飛ぶように売れるものではない。ブームになって一時バブル的に売れるときがあるかもしれないがそれも一時の事で、長いめで観れば地道に長く売れる方が結局は生きて行きやすいのではないかと思う。例えば文学でいえば、芥川賞や直木賞を取れば一時書店で平積みされて飛ぶように売れるのだけれど、やがては誰も見向きもされなくなってやがては消えてしまう作家も多い。そんなところに人生の目標を置くと、翻弄されて自分を見失ってしまうのがおちだな。
基本的な戦略としては自分のファンを増やすこと、これが全てなんだな。それには地道に活動してその活動が見えるように定期的に個展をすることだ。一回限りの個展で一喜一憂しないことだ。売れることもあれば売れないこともある。それでも気落ちしないでやり続けることだ。必ず誰かが見ているし、待っている人がいる。作家も画廊もお客さんもお互いにギブエンドテイクの関係ではなかろうか。