
はる 7379
覚書1 何が言いたいのか分からないので、整理しながら書き進めて行こう。デパートで開催する個展と町場の個展の違いだろうか。日本の場合デパート開催の個展はプロの作家として認められたという認識がある。デパートの場合作品は芸術作品というより商品としてのウエートが大きい。デパートこそ遊びではないので、若い作家を実験的に扱うという事は少ない。ある程度評価の定まった、言ってみれば結果の出せる作家に声をかける。それゆえにデパートから声がかかるとプロとして認められたという評価になるのだな。しかし、その内実を観ると結構がっかりする。デパートの場合、デパートの画廊自身が企画するのではなく、ほとんどの場合、中間に企画専門の画商さんに丸投げすることが多い。デパートで個展をしたといってもほとんどの場合、デパートはテナントのようなもので、実際はその中間の画商さんの企画なんだな。ほとんどの場合、審美眼もないただの商売人に過ぎないことが多い。気を付けたほうがいい。