
はる 7378
たまに知らない土地を旅するのは楽しい。といっても私は画廊から一歩も出なかったから新しい場所に行ったという感覚は薄い。テレポートのようにアトリエからギャラリーに瞬間移動したようなものだ。旅が楽しいのはそんな日常から抜け出すからからかもしれんな。宿を予約して鉄道を予約して荷物を送って、さて後は駅弁でも買って道中の風景でも楽しむか、私は今旅に出ているという非日常感覚が楽しいのだ。
基本的に私は自宅に籠って、あぁでもないこうでもないと考えている方が性に合っている、出不精、怠け者ともいう。私の世界は狭い。どこかに出かけても意識は自分の周りとその一部しかない。実際頻繁に旅している割には、心はそこにはないのかもしれんな。夢遊病者のようだの。
今年は10月の西宮の個展がキャンセルになったので、11月の恒例の地元の展示会まで個展はありません。