




はる 7236
今日は三か月ぶりにクロッキーに出かけた。クロッキーは運動訓練に似ていて忘れないけれど、やらないとどんどん不器用になる。使わないと萎えてしまう筋肉のようだな。
私の場合クロッキーやスケッチを見てそれを直接絵にすることはないのだが、なんだろう絵を描く醍醐味というのか神髄というのか、そんなものがクロッキーやスケッチにはあるように思うな。これを怠ると絵がまるっきりの嘘っぱちになりそうで怖いのだ。いくら描いてもほとんど変わり映えしないけれどね。上手い人は最初から上手い。
前のクロッキーからコンテを使うようになった。さすがに描画専用の画材だけあってなかなか面白い。面としての色が着けやすい。これにもう少し慣れたい。
しかし、今日のモデルさんはやる気があまり感じられなかった。ポーズがなおざりだな。こういうポーズすれば喜ばれるだろうとか、カッコいいだろう、というのがなかった。ポーズに緊張感がないから、やっていくうちにどんどん萎えてきてしまう。ただの裸を描いているわけじゃないのだから、もっとプロ意識をもってほしいな。田舎の爺さんたち相手だからと高をくくっている感じがした。