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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

裸婦クロッキー20/11/15 - 2020.11.15(裸婦クロッキー)


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はる 7139
久しぶりにコンテを使ってみた。
コンテは即興的な線や面の表現には適しているが、じっくり描きたい場合は鉛筆の方がいいように思う。コンテはかなり書き慣れないと難しいかな。

 それにしてもクロッキーは面白い。朝10時から4時過ぎまで間に一時間の休憩をはさんでぶっ通しで絵を描き続ける。最後の頃は頭も肩もクラクラとする。これだけ集中して絵を描くことなど無いのではないか。何が面白いのか?一向に思うように上手くならないからかもしれん。それでも最初の頃と比べると随分上手くはなったと思うのだが、それでもまだ充分ではない。もう何十年もそれこそ絵を描き始めてずっとやっているわけだから、へたすれば50年近くやっている。上手下手ではないな。下手なのは分かっている。そうじゃなく、これは私の持って生まれたクセのようなものじゃないかな。どうしても出てきてしまうクセなんだろう。どうやっても乗り越えられない手癖、手わざかな。そういうものが段々と分かってくる。だから面白い。

 最初の頃は、小さな部分しか見えないのだな。どうしても全体がみえない。ものを描くという事は確かにそこだけ見れば部分を描いているわけだ。ところが部分だけを見ていると形が大きく崩れてしまっても分からない。慣れてくると部分を描いていても全体を見ている。色も形も明暗もそうなんだ。全体の中の部分が見えてくるとクロッキーもだんだん面白くなる。どんなポーズでもどんな難しいポーズでも全体の中の部分という形で見れば間違いなく描写することができるようになる。これはなにもクロッキーだけの話ではない。自分の作品でも同じことが言える。兎に角全体で一つなんだ。

 これだけ一生懸命クロッキーしてデッサンして訓練しても私の作品は物を描写しない。ものは描いていないのだな。だからといって何の役にも立たないかといえばそうではない。造形の原理、理、真理みたいなものは同じなんだ。直接描写はしていないけれどクロッキーやデッサンから学んだことが自ずからでてくるように思うな、もしそれがなければ何を指針にして作品をつくったらいいか分からないようにおもう。技術は徹底して練習してそして全く忘れることができたら本物だ。
 


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