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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

部分 - 2020.09.23(ポケットの窓から)


はる 7086
  水で洗った。それでも残るものはのこる。手わざが消えて作為的なにおいが消えた。たとえて言えばどういうことだろう。時間の経過とか風化とか、人間業を超えたものに近づく。描くという行為は作為的なものだ。何も考えないで描くという事はできない。子供は初めて筆を持てば上手いとか恥ずかしいとか考えずにどんどん描いてゆく。結果的には無作為な落書きとなる。ふつうのおっさんはそうは描けない。何も考えないということはできないのだな。自由に描けというのが一番難しい。普段は眼鏡の縁は見ていない、気にすると見える。無作為というのはそういうことだ。結局習ったこと、勉強した事、身につけた技術、そんなものをすべて忘れるために描いている。超絶的な技と全く技を見せないというのは紙一重だとおもう。


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