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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2020.08.30(ポケットの窓から)


はる 7062
 本来の芸道は生き様であるから、飼われてしまうとただの業師になってしまう。もっとも権力者と芸能者というのは千利休のころから相反するものだったな。権力者は従わせようととするし、芸能者はあくまで自由を主張する。
 最近吉本興業が権力者から金をもらって政府の広報支援にまわったようだけど、落ちている物を拾ったぐらいの感覚でお金をもらうのはいいのだけれど、飼われてしまうと芸能ではなくなるな。そういった意味で奨学金や援助金や助成金も慎重でなければならない。
 「地盤・看板・看板」というのは政治屋の話だが、人間が集まるところには似たり寄ったりの政治が生まれる。一番は血族つながりであり、子弟つながり、学閥、地域閥、門閥。どれもこれもおおいなる勘違いだな。基本的に人間の本能というのは第一は自己保身であり、次は自分の分身を残すことであるから、一概に否定はできないのだけれどあまりにも露骨に見せられると嫌になるな。

 こんなことを書きたかったわけじゃない。
 例えば最近銀座の画廊がこんなことを始めた。何か一つのコンセプトで集めた作家ではなくただ単に営業上の理由で出来るだけたくさんの作家に声をかけて回答のあった作家、50人くらいを一まとめにして「新進気鋭の作家たち」みたいなタイトルをつけて企画する。だから作品に何の傾向もなく、コンセプトもない、ガラクタを寄せ集めたような展覧会になる。それでも地方の作家にとっては格安の値段で銀座でグループ展を開催したという経歴にはなるわけで、どちらにもそれなりのメリットがあるので流行ってきた。まぁ趣味で初めてどこかで発表したいというのであれば、それはそれでいいのだけれどね。

 公募展なんかも今はそういった趣味で描いている人たちの発表の場となっているわけで、入選や受賞したからといって自己満足にしかならない。会員だからプロの作家かといえばほとんどの場合、学校の先生かカルチャーの先生で食いつないでいるセミプロばかりだ。絵を描く人口の底辺を広げるという意味では大いに役立ってはいるけれど、そこでどんなに頑張ってもプロの作家とは言えない。

 



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