
はる 7060
2020「鳥の歌」F10 部分 混成技法
未発表
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ある道場では毎年恒例の試合があってその年の道場の席順を競う。当然得物は竹刀で防具をつけて何本か先に取った方が勝ちとする。町には色んな道場があってこれもまた何年か一度には集まって試合をする。どこの道場の誰それは無敵であるとか噂される。けれど道場でいくら無敵であっても街に出て無防具で真剣で勝負すれば、命がけで戦った方が勝つ。負けた方は死ぬ。
欧米の表現者に限らない、マスコミにしても政治家にしても企業家にしても、スポーツマンや芸能人にしても、この真剣の度合いが我々とは明らかに違うように思う。「負けたら死ぬ」そのつもりで勝負している。日本がこれから世界と対峙してゆこうと思うなら、その心がけがないと何事も上手くはいかないだろう。「自尊独立」すること。烏合の衆でみんなでやれば怖くないじゃ世界から取り残されるだろうな。