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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2020.07.24(ポケットの窓から)


はる 7025
 手っ取り早く上り詰めるには、例えば人並外れた技術があるとか、得意なイマジネーションを持っているとか、精神に異常をきたしているとか、ある意味普通でないということが売りになる。しかし、それは一時のことで注目が早ければ早いほど飽きられるのも早いのだ。多くの若い才能のある表現者が食いつくされてそして燃え尽きてしまう。しかし、若い作家にとっては、それは勲章以外なにものでもないのだろう。個人の幸せとか不幸は関係ないのだ。あとは早々に消えるしかない。これだけグローバルになればなるほど地道に苦労してなどというアナログな発想は迷信に過ぎないのかもしれんな。

 画廊のオーナーにそんな話を聞いた時に、私にはそんな才能はないと早々に諦めた。しかし、どうなんだろう。全ての人が芸術作品に特殊なものを求めているのだろうか?確かに見たことがない新しい刺激というのはワクワクするし、もっとすごいものを見たい感動したいという欲はだれしもある。でもそれだけでは、その見世物的な興奮が過ぎると一気に興味がなくなってしまうだろう。私が求めているもの、やりたかったことはそんなことではない。

 ある意味だれでも持っているもの、共通なもの、普遍的なもの、根源的なもの、どこにでも誰にでもあって、気づかないもの、そんなもを見つけたい、探したい、そして表現したい。出来るだけ多くの人に共感してもらって巻き込んでいきたい。



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