
はる 6968
二日ほど前の文章に手を加えた。FBで発表したら結構反響があった。
もう何だかこうやってどこにも出ないで絵だけ描いて暮らしてもいいかと思う。たまたまだけれどコロナ騒ぎがあって外に出れないのでこもらざるを得ないけど、まぁ食うことに困らなければこんな生活もいいかなと思う。
若い絵描きさんのつぶやきを見ていると、自分の若いころを思い出す。ただし私たちの頃はこんなネットなどという便利なツールがなかったので、誰かに悩みを聞いてもらうなどありえなかった。すべて自分で考えて自分で処理してゆくしかないわけで、それはそれでよかったのかもしれないな。相談して何とかなって行くほど簡単な世界ではないのでね。絵を描いてゆく、生きて行くというのは後戻りできない真剣勝負だな。誰にも聞けない、自分で何とかやってゆくしかない。そうやって自分の道を拓いてゆく、それがそのまま自分のオリジナルになって行くのだ。教えてもらったものは参考にはなるけれど、そのまま真似してもだめなんだ。
絵が上手いとか、センスがあるとか、どの大学を出たとか、誰に習ったとか、誰かに褒めてもらったとか、売れるとか売れないとか最終的には関係ない。基本的には生き方であって作品の良しあしとはほとんど関係ない。食ってゆけないからといって政府の文化行政のせいにしたり、奨学金や助成金を当てにするのは違うなぁ。元々河原者だものね。生き残ったやつだけが本物じゃないかな。