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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2020.05.24(ポケットの窓から)


はる 6965
 もう何だかこうやってどこにも出ないで絵だけ描いて暮らしてもいいかと思う。たまたまだけれどコロナ騒ぎがあって外に出れないのでこもらざるを得ないけど、まぁ食うことに困らなければこんな生活もいいかなと思う。

 大阪の宣言もとけてどうやら大阪阪急の個展はぎりぎり間に合いそうだな。三月の松屋も少し引っかかってこれもぎりぎりセーフ。まったく絵にかいたようなその日暮らしだな。千葉は明日まででど真ん中になってしまった。

 FBなどで若い絵描きさんのつぶやきを見ていると、自分の若いころを思い出す。ただし私たちの頃はこんなネットなどという便利なツールがなかったので、誰かに悩みを聞いてもらうなどありえなかった。すべて自分で考えて自分で処理してゆくしかないわけで、それはそれでよかったのかもしれないな。相談して何とかなって行くほど簡単な世界ではないのでね。絵を描いてゆく、生きて行くというのは後戻りできない真剣勝負だな。誰にも聞けない、自分で何とかやってゆくしかない。そうやって自分の道を拓いてゆく、それがそのまま自分のオリジナルになって行くのだ。教えてもらったものは参考にはなるけれど、そのまま真似しても本物にはなれない。

 全く不思議なことなんだけれど、退路を断って後戻りできないように生きてゆけば誰かが見ていてアシストしてくれるように世の中はできている。またそういう運命を持っている人だけが残れるのだ。もし誰からも見放されて生きてゆけないならそこまでの運だったということだ。

 絵が上手いとか、センスがあるとかというのも多少は有利に働くけれど、基本的には生き方であって自分の作品の出来不出来とはほとんど関係ない。食ってゆけないからといって政府の文化行政のせいにしたり、奨学金や助成金を当てにするのは違うと思う。潔くないとおもうな。



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