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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ブログ - 2020.04.26(作品)

はる 6934
 「しずかな窓辺」SM部分 混成技法
パネル 綿布 麻布 壁土 アクリル パステル 墨 ボールペン 塗料 木炭 ボンドなど
山口画廊で展示予定
 絵について語ることは難しい。語る必要もないのかもしれませんがね。絵は見ればいい、それですべてだといえばそれまでです。それでもしかし。今の段階で言葉にできることをしてみたい。考えながら書くから結論もないかもしれん。

 このところある小説を読んでいた。その中で主人公の水墨画家の師匠が「絵は森羅万象を表す」というようなことを言っていた。まぁ小説なのでそれは物語であるきもするな。

 絵を描き始めた頃自然をそのまま写すことが絵だと思っていた。美しい風景を美しく描くことが画家の使命だとおもっていた。そのためにはまず形が取れなきゃならないし、色の組み合わせだとか、作り方を研究しなければならない。そうやって段々まぁそれ風な絵を描くことができるようになってくる。上手い人は上手く、そうでもない人もそこそこに訓練すれば描けるようにはなってくる。それで終わればとても幸せなんだけれど、それでは終わらない。誰が描いても同じような物ができるわけだ。美大やなどある程度訓練した人はみな同じような絵を描く。上手い下手はあるけれど、それほど違いはない。

 じゃぁ何を描けばいいのか。まずとっかかりはセザンヌだったな。彼は何を描こうとしていたのか。彼が描いていたものは自然をそのまま写したものではない。明らかに自分の意志を働かせて形を変えていた。ではなぜそんなことをしたのか。彼は裕福な家庭で育ったので、生活費を稼ぐ必要もなく好きな絵だけ描いて生涯暮らした。それゆえ明確な意思をもって自分の絵を描いていたわけだ。彼を最も評価した作家はピカソだった。ピカソもまた独自の世界を描いた。よく知られているように。

 例えばここにリンゴがある。それを忠実に写し取る。完璧にデッサンのできた。色も寸分たがわぬように着けたとする。それを四角いキャンバスに描いたとするね。でもそれは自然の一部を単純に抜き出しただけなんだな。だからこの絵の世界と現実の世界とは同じ理でできている。絵の世界と現実の世界が自由に行き来できてしまう。

 森羅万象=宇宙 我々の属しているこの世界というのはどこをとっても同じ理でできている。統計学のサンプリングのように私の一部をとっても遥かかなたの星の一部をとっても同じ理でできている。そうでなければ世界は成り立たないことになる。理論上、私を構成しているものと、宇宙を構成しているものとは同じ理でできているはずだ。だからどんな宇宙の片隅でも私の知っている遠近法も時間軸や空間の把握の方法も同じなんだな。

 いや、実はこの同じ理が通用する世界というのは実はすごく近視眼的な宇宙であって、我々が見ることができる宇宙だけの話だ。もっとマイクロな目を持てば我々の理以外の宇宙が存在する。この話はこれだけでもっと膨れてしまうのでここまでにしておくが、宇宙というのもある意味閉じられた世界であるので結界はあるきがする。それも含めて同じ世界に属するという事だな。

 話が広がりすぎたので元に戻そう。

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