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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ブログ - 2020.03.09(ブログ)
はる 6886
 私がデパートで個展をやり始めてもう15年ほどになる。私自身まさかデパートで個展をやるとは考えていなかった。いまさらながら、デパートでの個展について考えてみる。

 日本で絵で食べてゆくと決めたなら、デパートでの個展は憧れの場ではあるのだろう。デパートに置かれている物はすべて商品であって、ただの展示物ではない。そこのところが普通の町場の画廊とは違う。町場の画廊にとって、作品は商品でもあるけれど、作品自体が何らかのメッセージを含んだ展示されるだけで価値あるものでもあるわけだ。売ることを、売れることを目的に展示されている物と展示することが目的の物とは最初から方向が違う。

 私も最初の頃はデパートの絵というものに偏見を持っていた。ただ「細かくて、奇麗で、分かりやすい」だけの何の主張もメッセージ性もない、お土産物のような工芸品をイメージしていたからだ。少なくとも私の絵にはメッセージがあると思い込んでいたからな。話があってもお門違いと聞く耳を持たなかった。

 私がデパートで個展をやる切っ掛けは、H氏との邂逅だ。彼は画廊を持たない画商さんといえば一番理解しやすいかな。何人かの自分の気に入った作家さんを持っていて、絵画にこだわらず木彫だったり染色や木工、ステンドグラス、名前を挙げれば誰でもが知っているような作家まで手持ちの作家さんを抱えていて、基本全国のデパートに企画を売り込むそんな仕事をしている。

 何がHさんの琴線に触れたのか、どこかで私の絵を見てコンタクトをとってきた。最初連絡があった時にはまたいつものような詐欺まがいの上手い話を持ってきたのかと全く聞く耳を持たなかった。それが話を聞いていると満更詐欺話ではない様子、それにぜひ話に伺いますと大阪から新幹線を使ってわざわざ来てくれた。これで詐欺なら騙されても命までは取られんだろうと乗ってみることにした。なんと、阪急梅田本店からが始まりだった。

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