
はる 6838
何だかね、一日前の画像が張り付くので気持ちが悪い。この画像も昨日のものです。
私の学生の頃は例えば国画の先輩だけれど、須田剋太とか香月泰男なんかが憧れのスター作家だった。他に好きな作家といえば三岸節子なんかだな。そんな洗礼を受けてきたのでどうにも今の写真のような美人画にはなじめないな。今の美術雑誌を見れば大体の傾向がわかるけれど、ほとんどが美人が美人の絵を描いて売り出している。坊主が上手に屏風に坊主を描いたじゃ面白いけど。アイドルとおなじような扱いだな。だから旬の期間は短い。それでも絵画のブームだというならそれでもいいだろう。でもどうかな、単に色物扱いで、すぐさま他の作家に変わってしまうのだな。作家というのはそんなに賞味期限の短いものなのかな。
私が二十歳の頃など、絵は描いてはいたけれど海の物とも山の物ともわからん野良犬のごとき輩だった。何をやったらいいのか、絵を描いてゆけば何とかなるという保証などあるわけないし、今の小ぎれいな絵面の作家たちをみていると本当にあなたたちはそんな絵を描きたいのかいと尋ねたくなる。
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