
はる 6790
FBの知り合いから画集が送られてきた。彼は脳腫瘍を患っていて、何回も手術を受けている。今回もその手術の合間に画集を作ったようだ。絵のないようは病気と関係はないのだが、普通にみればとても尋常な意識を持っているようには思われない。障碍者の美術アール・ブリュットのようにも見える。しかし彼は学校の先生をしていたわけだから尋常な精神の持ち主だ。
私からみて尋常な精神を持った人間がここまで到達できるのは並大抵のことではない。どの絵をみてもきれいに破綻している。凄いなと思う反面、ここまで来てしまうとほとんどの人が理解できないのではないかとも思うな。一部の理解者だけが分かるわけで、そうなると何というのか決してメージャーにはなれんと思うのだな。草間彌生なんかはほぼ精神を病んでいる人間なので、アール・ブリュットのようなものだな。カトさんはそうではない。会ったことはないので正確には分かりませんがね。
メジャーになるならないで仕事をしているとは思わないけれど、そうなると仕事として成立しないわけでそこのところが難しい。私のような半端な仕事の方が一般の人には理解しやすいのかもしれんな。これもまた難しい。
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