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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2019.10.21(ポケットの窓から)


はる 6745
 私の描き方は見えないものは描けないのだな。作家によっては見えないものをどんどん書ける人がいる。それはうらやましいような才能だな。しかし、いまさらない才能をうらやましがっても始まらない。もう残された時間はそんなにないのだからね。ある能力を再断言に使って作品を書いてゆくしかない。

 自由に線が引けるのはこれもまた誰でもが引けるわけでもない。確かにでたらめに自由気ままに線を引くことはできるがそれも限界がある。面白がれる量というのがきまっている。例えばクロッキーのように対象を見ながらならいくらでも自由な線は引ける。それは見る対象があるからだな。何もない真っ白な画面に自由に線を引いてみろと言われてもこれが引けない。自由というのはものすごく難しいものだということがわかる。子供たちに自由に書いてみろというのと同じだな。規制があるから自由になれるわけで、何もないというのはすごくふ自由だ。

 ある程度何か下地があって、そこから何か形を見つけることはできる。私の描き方はそんなかきかただな。文章も似ているけれど、書くことで出てくる。何もない原稿用紙からは何も生まれない。だから出来るだけ何か下にあるほうがいい。色んなものを下に隠しておくのだ。そうすることで何か形が見え隠れして、わたしの潜在意識のなかから何かが出てくる。それが面白い。そんな書き方しかできない。

 今回のこの角の生えた大きな顔も、四苦八苦しているうちに自然に画面の中から出てきた。こうなってくると最初からここにいたような顔になるから不思議だ。こんなおっさん知らん。でこのおっさんは何をしようとしているのか、画面の中で考えるわけだ。最初は女の人がいたから、聖母子像かなとも思っていた。でもそうすると、画面の中に大きな人物が二人いることになって喧嘩するんだな。メインになる人物は母子像ではない。どちらかといえばこのおっさんが面白い。牧人のようだな。左のところにウシかロバもいるし。ということでだんだん牧神に傾いてきた。私の中では牧神というのは何回か出てきている。今のところこんなところかな。



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