
はる 6699
どことなく憂鬱だな。私の気分などどうでもよくて世の中は嫌な方にばかり動いてゆく。テレビを観ないのでワイドショーが何故か嫌韓一色で、巷の週刊誌も見出しだけみれば一昔の右翼の街宣演説と同じようなヘイト記事満載だ。どうしてこんなことになってしまったのか。
我々の子供の頃はまぁ戦後10年ぐらいだったので基本的に「もう二度と戦争はごめんだ」という雰囲気が濃厚にあった。タナボタ式の民主主義ではあったけれど、この憲法が提示する平和な世の中がいつかは世界中に広まって日本はその中心に居ることになるのではないか夢想していた。
しかし、この国を動かす人たちは何を考えているのだろう。どうしたいと思っているのだろう。このままだとこの国は滅びて行くというのが見えているのにどうして何の手も打たないのだろう。どうして有った事を無かったことにしてうやむやにして誤魔化て平然としていられるのだろう。やがてそれが自分たちの首を絞めるのが分かっているのに。自分達の身内だけのことしか考えないのだろう。正義とか道理、道徳はどこへいったのだ。
あぁなさけない。この国の大人は子供のままだ。