
はる 6669
旅スケッチをしたことがある人は分かると思うのだが、移動しながら絵を描くことはかなり根性がいる。まず一つは絵になるモチーフを見つけること、これがなかなか難しい。もう一つは特に連れがいる場合など一か所に5分ぐらいしかかけられない。時間をければいいものが描けるとは限らないのだけれどね。それと町中で人がたくさんいるところでスケッチブックを広げて絵を描くことは結構勇気がいるよ。
今回のスケッチはほとんど1分から5分くらいしかけていない。そうだな、スケッチというよりクロッキーにちかい。落書きでいいから、たとえ一本の線でもいいから現場で引くことをこころがけた。そうすれば写真では得られない現場の臨場感が得られるのではないかと思った。
最初は家に帰ってから彩色したのだが、そうすると絵画としてのグレードはアップするのだが、線描の面白さが無くなってしまう気がした。落書きにはらくがきの面白さがある。
メモ帳は手のひらにすっぽり入る大きさで、何処でも持ち歩いた。落書きだけではなく、バスの時刻表からホテルの場所など色んな書きこみもあるけれど、一緒に旅した大切な宝物になった。