
はる 6616
日本は物凄いお金持ちの国だった。そんな実感はまるでないけれど、たぶんそうなんだ。今はその残り香が多少ある程度だな。一気に貧乏国に成り下がってしまった。その責任はもちろん権力を好き勝手に使っている政治家や資本家にあるのだが、それを許している我々一般の国民にも大いにある。持ちなれないお金を持ったがゆえにその使い道が分からなかったと言うべきかな。
なんだろうな。我々の基本的な生活スタイルは良くも悪くも「今がすべて」といったところがあるな。一見カッコいいけれど刹那的だ、長い目で見れば結局何も残らない。あれだけ世界中からお金が集まってきていたのに、結局終わってみれば手元には何も残ってはいない。文字通りあぶく銭だったんだ。生き方がどうにも下手くそだ。スマートでない。
世界をみればお金はないけれどもっと豊かに充実した生き方をしている人々がたくさんいる。派遣だ、少子化だ、年金だなんだ騒いでいるけれど、もちろん政治のせいもある、けれど本質的には自分なりの「生き方」を見つけることが出来ないからだ。皆と同じでなければとそんな教育しかしてこなかったからだな。
考えてみれば自分たちの人生を考える大きなチャンスだとおもうな。