
はる 6577
いよいよ始まりました。
山口画廊との巡りあわせも不思議なもので、最初の個展から一回も休まず今回の個展で11回目になります。
画廊には大きく分けて貸画廊と企画画廊の二つがあります。二つの体裁は一見よく似ていますが、中身は全く違うものです。前者は字のごとく貸しスペースであり、後者は画商の画廊です。欧米の画廊はほとんどこの画商の画廊であって、貸画廊というスペース貸しは画廊とは言わないようですね。この山口画廊は企画画廊です。
絵描きは絵を描きます。しかし、それだけでは親類縁者、友人知人にしか売れて行かないのですね。最初はそれでも助かりますが、やがて売れなくなります。どうしても一緒にやってくれる画商さんが必要なんですね。
ただこの画商さんとのめぐり合いというのがなかなか難しいですね。焦ると何だか詐欺みたいな話に引っ掛かります。預けた絵が戻ってこないとか、いろいろトラぶった事もあります。
絵描きが絵で食べて行けるかどうかは二人三脚でやって行ける画商さんが見つかるかどうかで決まるきがするな。画商さんを本気にさせる、それだけ熱量が必要ですね。まぁあまりお互いに頼りすぎるのもよくないけどね。あくまでも仕事として付き合うという面も必要でしょうね。