
はる 6559
この家を買った時に一番だめだと思ったところが水回りだった。兎に角洗面所と風呂場がシロアリにかなり食われていた。その後自分なりにシロアリの駆除をしたけれど、最初に食われたところはもうどうしようもなかった。
20年以上たって最初に何とかしたかったのはやはり水回りだ。ここは素人やるにはハードルが高すぎる。水漏れすればまたシロアリの餌食になってしまう。それもある。元々のふろ場はタイル張りの湯船は緑のステンレス、壁は和風の寿楽壁、脱衣場はオレンジ色のクッションフロアーだった。どうしてこんな配色にしたのか。配色などということを全く考えないとこうなるという見本のような風呂場だった。
大工さんにしろ左官屋さんにしろそういう意味では施工のプロだ。たぶん技術的なこ事は責任を持っているのだろう。しかし、肝心な全体像、こんな感じにしたい、こんなのがいいというセンスがない。というのかそんなことを教えられてはいない。まして色の組み合わせなど何も考えていない。そういう知識もない。
今の世の中どんなふうにでも出来るのだ。ただ施主がどうしたいかという基本的なコンセプトがあるかないかだと思うな。一番だめなのが、施工やさんに任せてしまう事だ。彼らには責任はない。