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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

神戸画材店 - 2019.04.07(ポケットの窓から)


はる 6549
 この額縁やさんは神戸の大丸の斜め迎えにある画材店だ。今回神戸の居留地近くを探索しながら、あぁそうだ私が二十歳の頃初めて油絵のセットを買ったのがこの近くだったなぁと思い出して探してみることにした。もう50年近く前の話なのでもうたぶん廃業しているのではないか、こんな神戸の一等地で儲からない画材店などやってないのではないかと考えていたのだが、たぶんこのあたりだなぁと思う所に営業していた。何だかうれしくなったなぁ。
 昔の日記から
はる 2379
 普通美大に行くような奴は高校のころから美大の予備校に行ってデッサンの勉強に明け暮れる。幸か不幸か私の周りにはそういったアート系のガキがいなかったので、選択肢として美大というのは全く考えになかった。

 だいたい何がやりたいなどと決められる方が可笑しいのじゃないかな。二十歳やそこらで、自分の方向性なんか見つけられない。ウダウダと毎日をおくっていて、あぁこうやってくだらない大人になってゆくのかなぁ・・とたまらなく嫌だったことはかすかにおぼえている。

 その頃はまだ絵なんて描いていなくて、自分でアクセサリーみたいなものを作って路上で売ったりしていた。一つか二つ売れたかな。大道芸人とか寅さんのような路上販売人に憧れていた。

 どうやっても正規の職業についてまともなサラリーマンになるという発想にはならなかった。どこかに河原者というのか漂流者の血が流れているのかもしれないな。

 だからと言って、華々しいファッション関係やデザイナーになるというのも考えられなかったし、まぁ本当に何をやればいいのか何者にもなれない、一番辛い頃だったようにも思う。

 絵でも描いたらと言ったのはお袋だった。何がそういうふうに感じたのか、特別絵が好きで描いていたわけではなかったので、その選択肢はドキドキした。

 今でもおぼえているけれど、神戸大丸の斜め向かいにある画材店で油絵の道具を一式買った。それが二十歳の誕生日のプレゼントだった。随分と出遅れた始まりだった。


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