
はる 6512
学生の頃からお世話になっていた画材やさんのおじさんが亡くなった。そう40年以上の付き合いになる。最近は調子がよくなく臥せっていることが多かったけれど、まだまだ元気でいるものだと思っていた。
学生時代は画材に充てるお金よりまず食べることを優先していたので、兎に角つけで画材が買えるこの店は有難かった。まぁそれにしてもいつかは支払わなきゃならない訳で、奨学金が入るとまずこの画材店の支払いを済ませた。それでも全部支払う事は出来なかったのじゃないかな。いつもそこに置いてあるスケッチブックに持って行く画材を書きこんで値段は後から聞くみたいな買い方だった。
おじさんも絵を描いていて、つい先日画集を出版したばかりだった。なんだかさみしいなぁ。