
はる 6478
あるブログを読んでいて面白い事が書かれていた。一つの作品にどのくらいの時間がかかるか?という質問をうけることが私なんかもよくある。質問した人はこれだけ凝ったマチエール?の作品なんだから相当時間がかかったんだろな。それに芸術作品なんだからそれを生み出すにはそれなりの苦労があって時間もかかるのじゃないか、そんな答えを期待しているのだと思う。良く解釈すれば。
しかし、実際のところはどうなんなんだろう。いい作品というのは時間ではないのだな。いい作品は何の苦労もなくすんなりできることが多い。反対に良くない作品はこねくり回してよけいにだめにしてしまうという事が多い。正直なはなし、出来る時は一時間あればできる。出来ない時は3年かかってもできない。そんなもんなんだな。むろん100号何ていう大きさは一時間ではできませんがね。
結局作品の出来不出来は時間ではないということだな。
最初に戻って、そういった質問にはこう答える。「一点一点描いている訳ではないので、全部で100点ぐらいを一年かけて描きます」と答える。これだと多くの人が納得するようだ。まんざら嘘でもない。