
はる 6463
昨日と今日にかけてこんなことがあった。発端は一通のメールから。「新聞に掲載された絵についてお尋ねしたことがあります。連絡ください」という内容だった。新聞に掲載された絵という漠然としたはなしなので、ひょっとするといつもの詐欺のような話なのではかと、無視しようかどうか少し考えた。まったく少しばかり新聞に名前が載ったり公募展に入選したりすると、絵に群がるように電話がかかってくる。世の中はあの手この手で人を騙そうとしていると、お爺さんは疑心案義になるのだな。
まぁ用心してメールで内容の確認をする。「いつの新聞のどの新聞のどんな記事ですか」というメールを送った。解答は「15年ほど前の山梨日日新聞に掲載された文学賞の受賞作の挿絵の話です」何だか分かったような分からん話。満更詐欺でもないようなので、直接電話することにした。原稿はもう他人に渡っているものあるし、ほとんどは文学館の所有になっている。手元にはオリジナルは一点だけ隠し持っているけどね。
というわけで、電話した。まぁ要するに私の挿絵が欲しいとかそういう話ではなくてね。その著者のプロフィールの紹介のためにちょっと使わせてほしいということらしい。何だかスケベ根性で大いに期待したのは大きな間違いだった。まぁそれでもそうやって著作権のことで作家に直接承諾を得ようというスタンスは凄いな。だまって使ってしまっても分からんけどな。
まだちょっとオープンできないけど、近いうちにテレビで放映されるかもしれんということだ。決まったらまたここに書きますよ。