
はる 6459
昨年知り合いの会社が不渡りをだして倒産した。小さな会社で従業員は家族だけの会社ともいえないような小さな町の会社だ。それでも一つの会社が倒産すればそれなりの社会的なペナルティが課せられる。まぁそれが当然と言えば当然だけどな。住んでいる家を抵当に取られてそこから出て行かなくてはならなくなった。親父はもう少しボケが始まったようで、奥さんが走り回っている様子が手に取れて何だかかわいそうで見て居られない。長年会社をやっていればいい時もあるし、悪い時もあるだろう。けれど何もよりによってこの歳になっての倒産は本当に酷だ。社会的な信頼も、自身のプライドも何もかも失ってしまって腑抜けのようになってしまった親父さんを見るのはとてもつらいな。
何でこんなことを書こうと思ったかというと、あの震災で国家的な犯罪を犯した大企業が何のお咎めもなくのうのうと未だに営業しているという事実だ。予測できなかったとかなんとか適当な事ほざいているけれど、そんなものは関係ない。事実国土の何割か人が住めない地域を作りだし、そのために未だに難民、流民生活をせざるを得ない人々を作ってしまった責任はあの企業と国は負わねばならない。いや、責任などという甘ちょろいもんじゃすまされない。それが法治国家の当然あるべき姿だろう。それがうやむやにされるような国はもうすでに破たんしている。どこかオカシイ。そう思わないか。
こんな破廉恥なことを子孫に残していいのか、うやむやにしてなかった事にしてするつもりだろうけど、いままでもずっとそうやって蓋してきて生まれてしまったのが嘘つき内閣だな。どうする。