
はる 6431
今日荷物を出した。故にアトリエには作品がちらほら。後はまた帰ってきてからの仕事になります。大体私は春に向かって団体展用の大きな作品を描きます。その後夏休みに小品の地塗りとか、コラージュとか、秋ごろから小品にとりかかって秋の終わりごろに甲府の個展で新作を発表します。その間に作品にならなかった小品に手を加えて蘇らせたりします。で、大体年間で百点ぐらい描くだろうか。その中でモノになるのは半分くらいかな。それで実際に手元から離れて行くのはもう半分の20から25点ぐらいだろうか。
それでも、こうやって生きて行けたらなぁと思っていたことが、実際に出来るなんて何とも不思議に思う。すごくちゃらんぽらんで、今でも画家の一日などというヴィデオでも撮られたら、とても人様にみせられたものじゃない。ある目的に向かって必死に努力してきたか?と問われるとけっしてはいそうですとは言えないなぁ。たまたま偶然にそうなったというのが正直なところだろうか。こんなこと書けば、努力している人に怒られそうだけどな。
まぁ自己弁護すれば、そいう一生懸命さが売りではなく、適当な脱力系というスタイルが私に合っていたのかもしれないな。まぁそれでも若い頃はそれなりに努力はしたとは思うけどな。このままこうやって死ぬまでやれたら本望だな。