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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2018.08.14(ポケットの窓から)


はる 6313
 1983年歳は31歳だな。この歳に兎に角初めて個展を開催した。当時はまだ美術館などなくて、大きな展示場といえば県民会館の地下展示場しかなかった。学生時代からの大きな作品をまとめて発表した。自分の中では画期的なことだっただったけれど、世間一般ではほとんど誰も相手にはしてくれなかった。当たり前だけどね。その後3年後の86年にも同じ会場で個展をしている。この時は「四季の丘」と題してテーマを決めて卒業してからの抽象的な大作を発表している。絵を描いてゆくとは決めていたけれど、それが実際にどいう事なのか、自分でもわかっていなかった。その年に結婚している。

 88年に一大決心をして東京の銀座で個展をすることにした。それと並行して色んなコンクールに出品している。この頃はまだほとんど小品は描いていない。兎に角、全国区のコンクールで受賞する事、少しでもこの世界で名前を売ることが世に出るきっかけになると固く信じていた。事実周りの知り合いが画壇の登竜門と言われるコンクールで大賞を取って一躍時代の寵児になって行くのを目の当たりにしていた。時代はバブルの絶頂期で各地で冠のっコンクールが盛んに開催されていた。

 90年から全国公募の美術団体国画会に出品するようになった。大作はこの公募展に合わせて描き、小品とともに地元のギャラリーと銀座のギャラリーで発表するという一年のサイクルが出来てきた。それでも作品はほとんど売れることはなかった。たまたま知り合いがカンパのつもりで買ってくれるだけで、そんなものは生活の足しにはならなかった。でも買ってくれる人が少しでもいるということが凄い慰めにはなったな。

 そうこうしているうちに93年にたて続けに大きな賞をもらった。何となく絵描きとしてやって行けるかのかなと、そんな兆しが感じられたころだ。今ならそこがターニングポイントだと分かるのだけど、その時は分からなかった。そんなことにはかまわず、一切を放棄してイタリアに行くことにした。一年間ほとんど旅して遊んで暮らした。帰ってきて油彩画を止めた。

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