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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2018.07.27(ポケットの窓から)


はる 6295
 材料を疑うといのは何も絵画だけではないね。前にも書いたけれどカレーを作るのに出来合いのルーを買ってきてそれに、チキンを入れたらチキンカレーで、キノコを入れたらきのこカレー、ビーフカレーといくらでもバリエーションは出来るけれど、本質的な違いはない。そこから得られるものは何もない。何もないから新しい事に気づくこともない、次の展開も出来ない。ところが、もっと前材料に戻ってルーから作るという事になれば、少なくとも5種類ぐらいのスパイス(ターメリック,コリアンダー、クミンなどなど)を組み合わせて練りこまなければならない。そこから数えきれないくらいのバリエーションを得ることが出来る。

 話を絵画の方に移せば、絵は描かれる物と描くものに分けることが出来る。描かれる物は紙だったり布だったり板だったりする。描くものは元に戻れば色の粉を何かしらの糊状のもので画面に定着したものだ。この糊の成分によって膠だと日本画になるし、植物性の乾性油だと油絵、その中間で両方の性質を持っているのがテンペラ(水でも油でも溶くことが出来る)水性の糊のものは水彩画となり、テンペラというのはテンペラ―レという混ぜるというイタリア語テンペラ―レから来ているらしい。マヨネーズのごとく卵の黄身を媒介すると水でも油でも混ぜることが出来る。その水と油が白濁した状態で混ざった状態をエマルジョンという。乾くと耐水性になる。今私が使っているのはアクリルの糊を使った水と合成樹脂のアクリルテンペラといってもいい。

 絵を描く材料を疑い出すと自分が油彩画を描いていることがどうにもおさまりが悪い事にきがつく。本来表現する行為はもっと身近で素朴な行為だったはずだ。根源的なもの何々画というものでない、今自分が手に入れることが出来る材料で描いたもの、そんな絵を描きたいと思った。

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comment(2)

 
 
 後で知りました。

 
それが、「ブリコラージュ」ですね。

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