FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ポケットの窓から - 2018.05.08(ポケットの窓から)


はる 6124
 冷たい雨が降っている。何だか少し落ち着かない日々を送っている。まぁこの一週間は仕方ないだろうな。

 この地方のローカル新聞に挿絵とエッセイをほぼ一か月に一回書くことになった。挿絵は何回か書いたことはあるけれど、エッセイと一緒にというのは初めての事だ。といっても新しい事などとても書けないので、今までこのブログに書いた中から使えそうなものを800字ぐらいにまとめて掲載してもらうことにした。ただ文体がどうしても「ですます」が苦手なのでどうなんだろう。「文切り」型だと偉そうにみえるかもしれん。この間第一回が出た。

エッセイ1「はじめまして」     榎並和春

初めてお目にかかります。何かの縁で絵とエッセイをかかないかというお誘いがあり始めてみることにしました。生業は基本的には画家という事になっています。ですから、絵の事に関してはかなりのことを自分の言葉として実のある話が出来る自信がありますし、いままで考えたことがないような事でも何かしら臨場感を持って話を展開することができます。ところがそれ以外の事は上手くしゃべれる自信がありません。やってみないと分かりませんが。そんなことで不慣れな文章で読みづらいかもしれませんが、よろしくお付き合いのほど。さて、最初の話題に何を選べばいいのでしょうか。やはり絵に関しての最初の思い出から書きます。
あれは幼稚園に通っていた頃だ。幼稚園などというところはたぶん当時も今もあまり変らないのじゃないだろうか、お話を聞いたり、お絵かきしたり、お遊戯したり、お歌を唄ったり、そんなことで一日が過ぎてゆく。年に一度の学芸会のようなものがあって、秋の虫の音楽会というふうなテーマだった。それぞれが何か虫の被り物をしてカスタネットやタンバリンを叩いてがしゃがしゃやっていたのだ。そのバックの大きな模造紙に色々な虫の絵を描いた。みんなはちまちま幼児っぽい何かを描いていた。一人の女の子がたっぷり緑の絵の具を筆に含ませて模造紙いっぱいのカマキリをかいた。それを見て私は子供心にやられたと思った。というのか、こんなやり方があったのかと非常にショックだったのを未だに良く覚えている。
あれ以来常識を疑うことにしている。驚かすことが表現の目的ではないけれど、人目を惹かなければ見てもくれない。そこらあたりの兼ね合いが表現の要かもしれない。



FC2 ブログランキング  いいね!と思ったら押してください。
comment(2)

 
 
 分かる人には面白いと思うのですが、一般受けしないだろうな。。

 
榎並さんのこの幼稚園時代のカマキリの女の子の話、大好きです。これ、すごくわかります。

secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4099)
未分類 (219)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (169)
作品 (284)
写真 (101)
今日のアトリエ (85)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (63)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (22)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (7)
フリーエリア
フリーエリア

designed by まて