はる 1771
今日は一日在宅。午前中に一筆入れるかどうかで、午後からの仕事が決まる。どうも基本的に職住一体型なので、だらしがないというのか、しまりがない。
「かぜのおとづれ」の作品の製作過程をアップした。まぁ昨年の個展で一度途中を皆様の前に晒してはいるのですが、ネットに晒したのはお初です。
何と言っても大きさが感じられないですね。それから肌触り、触感、マチエールこれが伝えられない。反対にそこがねらい目なんだけれど。どうでしょうか?
それからこうやって製作過程を本人が晒してしまうというのも今までになかったことで、いいか悪いか分かりませんが、新しいといえばいえる。
今までも有名な所では晩年のピカソがドキメンタリーで制作風景を撮影しているのがあったな。これもどんどん変化して行くのを興味深く見たおぼえがある。
例えば文学者の直筆原稿というものがそろそろ意味がなくなる時期に来ている。なぜなら彼らもワープロやパソコンで原稿を書くわけで、編集者とのやり取りもメールでやるのでしょう。直筆はフロッピーか何かでストックされるわけで、実際には存在しない。
こういった途中経過の作品もこの世には実際には存在しない。バーチャルなパソコン上にはあるけれど、もう昔にはもどれない。
著名な作家の生原稿を見たことがあるけれど、赤線やら直しで画家のコラージュ作品のようで美しいなぁと思った。そういうことももうないのかな・・。
作家にとっては作品はもうすでに終わったものだから、あんがいさばさばとしたもののように思うな。評価がどうであれ、もう自分はそこにはいない。客観的には面白いけれど。
さて、私も先に進まなければ。んじゃ。
更新時間 : 21:39:43