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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2018.01.19(ポケットの窓から)


はる 6115
 正直いえば自分の絵が不特定多数のお客さんに受け入れられるとは到底思えない。いまもその思いは変わらないのだけれど、一人よがりでは、だれも受け入れてくれないのであればやってる意味がない。一人でもいいと言ってくれる人がいて、そして身銭を切って買ってくれるお客さんがいて初めて認めてもらったと思えるんだな。「いい」と言うだけではまだまだだ。

 個展を始めた頃は物珍しさもあって知り合いや親戚筋がけっこう買ってくれた。奨励の意味もかねて、頑張れよというエールなんだろうな。凄くありがたかった。ロケット離陸みたいなもので、ここでこけたらとてもじゃないがやって行けない。立ち上がりは勢いで何とかやってこれた。それも数年だな。それ以上期待しては飽きられてしまう。まぁそこまでに何とか新しいお客さんをつかまえなければたぶん墜落してしまう。

 そうだな私の場合一番最初に銀座で個展を始めたのが1988年、まだバブルがはじける前で銀座あたりは地上げ屋や小金を持った胡散臭い輩が黒塗りの高級車でうろちょろしていた。私は大きなバンを持っていて旅芸人のごとく一切合財積み込んでウイークリーマンションに逗留した。団体展にも所属していなかったのでDMを作っても出すとこもなかったな。会期中はお客さんがほとんど来ないのでよく居眠りしていた。気がつくとお客さんがいた何ていう事もよくあった。そんなのでもいっさい苦にならなかったな。今はまだまだでもこれは必要投資だと思っていた。

 地元と銀座で個展を続けるというのがその頃の私のスタイルだった。何年続けたろうか。その頃に誘われて団体展に出品するようになった。最初はもう個展だけでいいと思っていたんだけれど、何だろうな仲間が欲しかったのかもしれんな。同じ志をもった若い仲間がほしかったのかもしれん。その頃頑張って銀座で個展をやっていた連中が今じゃ中堅作家で活躍している。安井賞作家も何人かいる。絵などほとんど売れなかったな。

 93年と言えばまだバブルがはじける前かな。神戸で大きな絵画コンクールがあってその当時一番高額な賞金を出していた。私はイタリアに一年遊びに出かける軍資金を狙っていた。是が非でも取らなければイタリア行きは夢で終わってしまう。賞金稼ぎに徹することにする。テーマは「神戸を訪れて感じたこと」私にとってはこれ以上ないテーマだ。子供の頃から青春期まで過ごした思い出の倉庫だ。これを逃すてはない。

 まだ書けそうだな。

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