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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

絵の具を作る - 2017.08.23(ポケットの窓から)


はる 5968
 ミクストメディアになった当時は面白がって色々な粉物を絵の具にした。胡粉などはもともと日本画の絵の具なので当たり前すぎて面白くない。弁柄は建材やさんに行けばキロ単位で売っている、それに物凄く安価だ。後はセメントを染める染料とか、木工で使う砥の粉、黄土など。

 ところが天然のものは水を入れると保存がきかない。苦肉の作でアトリエに専用の小さな冷蔵庫を買って保存している。それでも多量に作り置きはできない。やはり日本画のように使うだけの絵の具を溶くというのが本来のやり方のようだ。私のようにずぼらな性格では無理がある。多量に作った絵の具を腐らせてしまって泣く泣く廃棄することになってしまったことが何回かあった。

 それからもう一つはここは大事なんだけれど、粉物は粒子が細かく飛散する。それを吸い込むことで非常に危険なのではないかということだな。組成をよく確認して人体に無害の物を出来るだけ選択しなければならない。天然ものといっても有毒は使えない。だからセメントを染める染料など使う事は止めた。明らかに安全な物しか使わないことにした。

 砥の粉や弁柄、胡粉、黄土などは食ったところで無害であろう。

 それからもう一つ勉強になったのは、絵の具の組成を調べたことだ。絵の具屋さんから直接顔料を取り寄せたのですが、そこで使われている顔料と既成の絵の具が同じ材料だったということが分かった。保存という事を考えると結局はある程度決まった色は既成の絵の具を使った方がいいという事だ。どうしても欲しいものだけ使う分を自作することにした。その一つがこの緑青のようなグリーンだ。

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